投稿

5月, 2023の投稿を表示しています

ChatGを考える

ChatGに本の名前をあげて、その読後感を書いてくれと頼むと書いてくれます。そんなのを小学生に使わせたら頭を使わない子ができるから禁止しなければいけないという意見があるようです。はたしてそうなんでしょうか?私が小学生になったころは数字の計算は筆算か算盤しかありませんでしたが、いまは電卓で計算するのが普通になっています。計算能力も低下しているはずですがスーパーのレシートにはいくら受け取ったのでお釣りはいくらですと印刷されてきます。計算する必要がない世界になっているのです。毛筆で字が書けないといけない時代から万年筆やボールペンに移り変わり今では口述で書ける時代になりつつあります。世の中が後戻りできない形で変わってゆくのは物理法則のように確かなことだと我々は観念すべきはないでしょうか? ChatGは弁護士や医者になるための国家試験に合格する能力を持っていると言われています。我々はスマートフォンが傍らにありさえすれば医者や弁護士の試験に合格できる能力をもっていることになります。本を読まずに読後感をChatGに書いてもらうのはインチキですがChatG後の世界では「読後感」を書きなさいという設問が時代に合わなくなってきたと悟るべきだと思います。さらにいえばChatGを使えば合格できるような弁護士や医師の国家試験って意味があるのでしょうか? 今年生まれた子供が大きくなったときに弁護士や医師の職業は今とは様変わりしているはずです。子供にChatGを禁止するのではなくChatGにできることやできないことを早くから体感させるというのが人類の歴史に逆らわないやり方ではないかと思うのですがどうでしょうか?