電気自動車

 2030年代半ばに国内で販売する新車からガソリン車をなくすという政府目標が決まるかもしれないというニュースが2020123日に流れました。トヨタはすでに政府の支援を受けて水素自動車の開発にカジを切ってるのでこれまでの日本政府の方針と異なっており驚きました。政府内でこれまで幅をきかせてきた水素派に対して電気派が反撃を始めたのかもしれません。


純粋な電気自動車は自動運転とも相性がいいので私は次世代の車は電気自動車で決まりだと思っていますが、トヨタは政府との関係もあるためか水素に固執しているように見えます。このまま電気自動車化の波に乗り遅れると日本経済沈没の象徴になるような気がします。日産もリーフを世界に先駆けて出した割にはしぼんで来ましたし、ホンダの電気自動車も1000台限定販売とか?


それぞれの担当者にやる気はあってもエンジンでエライさんになった人が支配する社内では自由にやらせてもらえないのかもしれません。世界で自動車の電動化というパラダイム・シフトが起きているのは明らかなのですがガソリンエンジンで成功したGMやトヨタなどの巨大会社は動きが取れず没落してゆく運命なのでしょう。


たくさんの車が電動化された時に電気をどう調達するのか?という問題が生じますが、すでに新車の80%は電気自動車というノルウエーはなんとかなってるみたいです。日本でも原子力を復活させるのではなくて太陽光発電や風力、海流、地熱などの自然エネルギーの拡充と自動運転の普及によるタクシーの増加、自家用車の減少など社会全体が変化してゆくことで乗り越えられるのではないでしょうか?


日本で電気自動車がパットしない原因の一つには我が国で発明されたリチウムイオン電池でありながら、なぜか日本では電池産業が低迷していることも関係しているみたいです。こうなった一因は原子力を自然エネルギー発電と電池の活用による方式に切り替えたくないグループが存在することにも関係しているのかもしれません。今回のニュースがどれだけ実効性のある目標になるのか、あるいは水素利権や原子力利権派によってどれだけ骨抜きにされるのかに注目したいと思います。


コメント

このブログの人気の投稿

ChatGを考える

専門家会議???

弟子を育てる